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共に学ぶ会員企業紹介

松本 学さん

株式会社エビス 代表取締役

揚重工事・リフォーム・リペア工事・内装解体工事・電気通信工事・台車製造販売レンタル業

社員さんに喜んで働いてもらえる会社にしたいです

東大阪市で、工事現場の専門職と言える揚重(ようじゅう)工事と、台車の製造販売レンタル事業を手掛ける株式会社エビスの代表取締役 松本学さん。

現在では、「大阪一の台車レンタル会社」「重量物台車のことなら、エビス」と言われる会社を目指しておられます。

今回は、創業から数々の困難を乗り越えてきた貴重な体験談や、ご自身が学ぶことの必要性、新規事業への想いを語っていただきました。

「死のう」と思った事もありましたが、支えられてなんとかやって来ました

―会社は何年目になりますか?

今年の5月で13年になります。2006年に27歳の時に起業しました。それまでは、揚重(ようじゅう)工事の会社で勤めていました。揚重というのは、建築資材などを工事現場の中で荷揚げ・荷下ろし・運搬を専門で行う仕事です。
元々勤めていた会社の部長が徐々に会社に来なくなってしまい、顧客からのクレームが来たり、同僚が去ってしまうような事態になりました。そこで、「辞めてしまっては、経験がもったいない、一緒に独立しよう」と声をかけて今の会社を立ち上げました。

 

―起業した当初は?

27歳で起業したときは周りに認めてもらいたい一心で働きました。当時、結婚を前提に付き合っている彼女がいて、彼女のご両親に会ったら、ご両親から猛反対されまして(笑)。
それから、一年間で会社を軌道に乗せて、決算書を持って彼女のご両親に改めて挨拶に行きました。そうして結婚を認めてもらいました。
ところが、新婚で会社を頑張っていこうというときに、試練が来たんです。医者から難病と診断されました。
その時、頭が真っ白になって「死のう」と思った事もありましたが、妻が会社を手伝ってなんとか回してもらい、社員さんにも支えられて、なんとかここまでやって来ました。

学びのゴールなのかと思ったら、そこがスタート地点だったんです

―壮絶な経験をされたんですね。

今思えば、運よく奇蹟的にここまでやって来れたなと思います。まさに、経験とカンと度胸、ハッタリ「KKDH」で経営してきました(笑)。
でも、良かったのはタイミングよく学びの場に来れたことです。起業当初に誘われて倫理法人会に入ったのですが、病気になって行けなくなりました。
その後、病気を乗り越えて黒字経営になってきたので、再び倫理法人会に戻れたんです。倫理法人会で会長職を経験したり、大阪経営研究会でも学ばれている権藤さんとも出会い、学んできました。
後継者倫理塾の塾長だった権藤さんから日創研の研修の話を聞いて、日創研さんのSA研修に参加しました。
ところが、SA研修の2日目に、会社でトラブルがあり、悩んだ結果、SA研修は途中でやめました。
人財の問題だっただけに、当時は自分のやって来たことすべてが間違っていたのか?と迷い始めました。

―SA研修はその後どうなったのですか?

もう一度、2017年5月にSA研修を再受講しました。田舞本部会長のSA研修で、総リーダーもやりました。そこから、SCコース、PSVコースと進み、2018年にTTコースを受講しました。
その時、学び続ける環境に居続けたいという思いが強くなりました。TTコースが終わったら学びのゴールなのかと思ったら、そこがスタート地点だったんです。だから、大阪経営研究会に入って学ぼうと思いました。
倫理法人会でもお世話になっている大阪経営研究会の鈴木昭彦さんや、権藤さんを見ていると、もっともっとがんばらなければならないな、そこまで行きたいな、と思って学んでいます。
もっと、経営の手法、やり方を学んで、社員さんが喜んで働ける良い会社にしていきたいです。
例会や勉強会で先輩方の話を聞くとものすごくためになります。昨年の10月例会の講師、有限会社 エム・カンパニーの松木さんが私の理想的な経営をされていて本当にためになりました。先日の勉強会では、株式会社コーケン高井さんの発表も良かったです。
 

「重量物台車のことなら、エビス」と言われるようになりたいですね

―今後の事業展開を聞かせてください。

台車のレンタル事業をもっと充実させていきたいです。いまは社員さん12名とパートさん、そして現場の職人さんがいるのですが、職人さんがなかなか増えない、減るばかりなんです。この仕事は現場に行ってナンボですから。そこで、数年前に新規事業として台車のレンタル事業を始めました。
TTコースで一緒に学んでいた仲間がベトナムで営業所を持っていまして、現地の製造工場と提携して台車の製造を始めようと進めています。輸送コストが掛かっても、一台当たりの仕入れ値が日本の半分になりました。しかも、サンプルを依頼して一週間で送られてきます。
そもそもは、揚重業をやっていると自社に大量の台車を抱えるようになり、倉庫に眠っているならと、インターネットを使って1台1,000円でレンタルを開始しました。
やり始めた最初は採算が合わず、利益度外視のボランティアに近かったのですが、台車をレンタルされたお客様からものすごく喜んで頂けて、そんなお客様の喜ぶ顔が嬉しくて続けてきました。
いまでは、台車部門だけで、会社の売り上げの25%を占め、台車レンタル事業単体での黒字を目指してます。建築業のお客様だけでなく、花屋さんや、大型商業施設のテナントさんが季節商品のイベントや移送のときに台車を借りていただけるケースが多くあります。
2011年の東日本大震災では、発電所事故の影響で電力不足になった際に、発電機が稼働できなかった状態を解決するための対策の一環として、弊社の台車が指名され、いまは有事の際の発電機を載せて移動させる台車として、保管されております。
この台車の総合サービス事業を極めていって、「重量物台車のことなら、エビス」と言われるようになりたいですね。

最終的には「経営者を育てる経営者」になりたいです

―これから、どんな会社にしていきたいですか?

社員さんに喜んで働いてもらえる会社にしたいです。当たり前ですけど、やらされ感で仕事をしていたら、しんどいですし。
最終的には「経営者を育てる経営者」になりたいです。部門ごとに工事の責任者がおりますので、社員さんが独立したくなったら支援がしたい。そのために、私に経営知識が無いと教えられないですし。それが私の人生の目標でもあります。
部門をもっと確立したいですね。どうやったら喜んで働いてもらえるかの追及もしたいです。台車部門は、大阪一の会社にしたいです。他社にない、独自の事業と組み合わせセットで提供し、顧客満足を高めていきたいです。

―ありがとうございます。最後に、大阪経営研究会の入会を考えておられる方にメッセージをください

五マメ(手まめ、口まめ、筆まめ、世話まめ、出まめ)という言葉があるのですが、その中でも「出まめ」が大切です。自ら出向いて行って積極的に情報を集めていくこと。学びの場には情報がいっぱいあります。大阪経営研究会や研修で得られる情報を資源にして、共に学びましょう。大阪経営研究会は、自分自身が良い学びの場だと思っているので、積極的に周りの知人を誘っています。

―ありがとうございました

​松本さんのお話しから、数々の苦労を乗り越えられた先にある、「良い会社にしたい」「社員さんが喜んで働ける会社にしたい」という情熱や使命感が伝わってきました。そして、学ぶ姿勢のすばらしさに共感できました。共に学ぶ仲間として、松本さんを応援します!

会員企業情報​

 

株式会社エビス ​

所在地   大阪府東大阪市渋川町4-2-43

電話番号 06-6728-0700

WEBサイト http://www.ebisu-e.jp/