top_banner.png

日創研大阪経営研究会 事務局
〒530-0035 大阪市北区同心2丁目1番26号

  • Facebook Social Icon

Copyright © 2019 日創研大阪経営研究会 All Rights Reserved.

共に学ぶ会員企業紹介

柴田 昌功さん

株式会社ゑびすや金物店

卸売り・販売業

大阪の接客をお客さんに楽しんでもらえる、そんな店にしたいです

難波の道具屋筋で創業81年目の老舗、ゑびすや金物店で後継者として頑張っておられる柴田さん。今回は、入社するまでの経緯や会社にはいって体験されたこと、経営の学びをするまでと学んでからの変化について語っていただきました。

無事、会長に気に入られて、結婚し入社しました

―ゑびすや金物店はどんな会社ですか?柴田さんの役職は?
株式会社ゑびすや金物店は昭和13年創業で今年で81年目になります。道具屋筋で厨房機器や調理器具を販売しています。
取り扱い品目は約10万点で在庫は約4万点あります。社員さんは30名ほどで、僕は義父の社長のもと、取締役をしています。

―柴田さんが今の会社に後継者として入った経緯を教えてください。
付き合っていた彼女がたまたま、ゑびすや金物店の娘さんだっただけなんです(笑)。彼女とは、小学校の同級生でした。
僕の実家は「おかる」という難波のお好み焼き屋さんで、いつかお店を継ごうと思ってました。それで、二号店を出そうと夢見てました。
小さいときから「二代目はあんたやで」と言われてましたから。ですが、僕が大学二回生の時に、それまでおかるのお店の事を何もしてこなかった兄が「オレが店を継ぐ!」と言い出したんです。
どうしようかと思いました(笑)。僕は二号店を出すために「30歳までに開店資金1,000万を貯める」という目標を立てて金をためてたんですよ。
でも、兄貴がやりたいというので、僕は継ぐのをあきらめて就職することにしたんです。
ですが、僕は芸大生で絵を描くことしかできない。だから、ゲーム制作をしている会社になんとか就職しました。でも、契約社員で最初は月給は6万円ぐらいでした。
そんななか、今の嫁さんと付き合っていたのですが、彼女が突然「私、お見合いする」と言い出しまして(笑)。
「オレと結婚じゃダメなん?」と聞いたら、先代の会長と面談することになったんです。面談といっても、家族でバーベキューするからとその場に呼ばれて、無事、会長に気に入られて、結婚することになりました。
婿養子になるといっても、あんまり、深く考えずに、実家の店は兄がいるし、金物屋だったら実家のサポートもできるし、ということで25歳で結婚して店に入りました。
 

「一生懸命やるなら、店をつぶしてもいいからやってみろ」言われました

―それから、大変なことはありませんでしたか?
実は、ゑびすや金物店に入社してから、それほど大変じゃなかったです(笑)。
ゲーム会社と違って、9時に出勤して17時には終わるし、家族とゆっくり飯が食える時間もあるし、社員さんもみんないい人ばかりで。
覚えること、知らないことも沢山あるけど、仕事が楽しかったです。
最初は、ガムシャラに働いていたんですけど、年数が経つと会社のことがだんだん見えてきて、「ここをこうしたい」と思っても出来ないこともありました。
そんななか、先代の会長が体調を崩して店に出られなくなったんです。社長である義父と会社の経営を引き継ぐことになっても、社長は多くを語らないし「見て覚えて」って感じで(笑)。

―大阪経営研究会との出会いは?
経営の事も、会社の帳簿や決算資料を見てもチンプンカンプンで、ここにきて、経営の勉強をしようといろいろな勉強の場に行ってみました。
いろいろ勉強してみたものの身につかず、途方に暮れているときに、大阪経営研究会の当時会長で飲食店経営者の川西広樹さんがお店のお客さんだったんです。
川西さんに相談してみたら「それなら良い勉強会があるから」と誘われたのが大阪経営研究会の例会でした。
そこで、こんな勉強会があるんだ、と衝撃を受けました。

―学んで見て、変わっていきましたか?
いままで、目に見えない巨大なモノに押しつぶされそうになって、寝てても嫌な夢を見て眠れないこともありました。
大阪経営研究会に入り、いろんな勉強をさせてもらい、経営計画書を書くことで、やっと自分のいる場所の端っこが見えてきて、経営理念が必要、経営戦略が必要、と気が付いて、気持ちが楽になっていきました。
先代の会長が亡くなる前に、「一生懸命やるなら、店をつぶしてもいいからやってみろ、まかせるから」と言われて、涙が出るほどうれしかったです。どんなことが起きても、大阪経営研究会の仲間のほうがよっぽど大変な体験をされているので(笑)。「自分だけじゃないんだ」と、励まされています。

勉強するようになってから、社員とも仲良くしないといけないと思うようになりました。
それまでは、「社員さんは経営側と仲良くすることなんか望んでいない」と勝手に決めつけてました。
でも、研修を受けて、その中で社員さんと関わる課題に取り組んだことがきっかけで、社員さんは、自分としゃべりたいんだと気づきました。
それから、社員さんひとりひとりと飲みに行ったりして、コミュニケーションを取りました。
それがきっかけで、社内勉強会を始めるようになり、最初は社員さんが参加してくれるか心配しましたが、ちゃんと来てくれました。
いまでは、社内勉強会を週一回やっていて、毎回5名ほど参加してくれます。
 

将来は、お店をどんどんハイテク化して、無人レジを目指したいです

―これからは、お店をどんな風にしていきたいですか?
これからも、会長に言われたように、一生懸命やるだけです。自分が社長になっても、このやわらかい雰囲気は残したいですね。
上から押しつけていたら、社員さんが本音を言わなくなると思うんです。会社が良くなったとしても、社員さんはつまらなくなるんじゃないかと。

今、ちゃんと経営計画書の通りに進んでいます。お店の中に、テストキッチンを作って、商品を試してから買えるようにすることで、外国人のお客さんにも買い物しやすくなりました。
今後は、このテストキッチンで飲食店を目指す人が自由に試作品を作れるようにして、それをお店のお客さんに試食できるようにしてみたいです。

将来は、お店をどんどんハイテク化して、無人レジを目指したいです。店を自由に開放して、お客さんには自由にお店を見て回ってもらって、無人レジで済ませてもらう。
そうなったら、社員さんは大阪の接客をお客さんに楽しませる、そんな店にしたいです。
で、最後まで、楽しくみんなでわいわい言いながら、死んでいきたいですね(笑)

―それはいいですね(笑)。今日はありがとうございました。
 

柴田さんの会社に対する想い、社員さんに対する想いがひしひしと伝わってきました、いつも、ユーモアを交えて楽しんで何事にもチャレンジされている柴田さんを応援します!

会員企業情報​

 

株式会社ゑびすや金物店 ​

所在地   大阪市中央区難波千日前8番20号

電話番号 06-6632-3924

WEBサイト https://www.doguyasuji.or.jp/ebisuya.html