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共に学ぶ会員企業紹介

島川 雅之さん

有限会社島川 代表取締役

飲食業・小売業 お弁当の製造・販売、飲料・お菓子の小売り

「食」に関わっていく中で、自分たちで考えたお店創りをしていきたいです

ふとしたきっかけでお弁当屋をはじめ、2014年には10店舗まで拡大した島川さん。
経営者として悩みながらも自分の進みたい道をみつけ、様々な業態の「食」に関わり、社員さんと共に歩んでいる島川さんから、これまでの道のりと、これからの進路について語っていただきました。

「その店、オレにやらせてくれ!」と飛びつきました

―どのような経緯でお弁当屋を経営するようになったのでしょうか?
父はサラリーマンという家庭で育ちました。学校を卒業後、国家公務員として、共済組合連合会の職員を2年勤めました。
その職場は典型的なお役所でした。私の上司は天下りで、本当に毎日ろくに仕事をしない人でした。

こんな上司のようにはなりたくないなと。だから、仕事にはまったくやりがいを感じていませんでした。
そんなある日、帰宅すると叔父が来ていて、親に「いまやっている、ほかほか亭の店を閉めたい」と相談していました。
それを聞いていて、「その店、オレにやらせてくれ!」と飛びつきました。当然、親からは猛反対。安定した国家公務員を辞めて、やったこともない弁当屋で商売なんて、と言われました。でも、両親と話をしていって、いろいろありましたが、弁当屋を引き継ぐことになり、親も協力してくれることになって、スタートしました。
最初は休みもなく、きつかったです。現実は厳しかったですね。雇っていた人も続かなくて、入っては辞めていく状態でした。
 

―大変な時期があったんですね。
人が足りていない、でもお客さんは来る。仕事をしていると、情けなくなり、勝手に涙がボロボロと出てきました。
このとき、自分の中で変化が起きました。これまで「店長はこうあるべき」と思って厳しく接していた態度を改め、社員さんとの接し方を変えました。もっと自己開示をして相談し、社員さんの話しも聞いて、コミュニケーションを取るようになってから、人も定着するようになり、売り上げも伸びていきました。
そんな中、近くのほかほか亭の店舗が閉めようとしていたので、営業権を買い取り、2店舗目となりました。そこから、3店舗、4店舗、5店舗と順調に拡大していきました。
 

自分から孤独にしてしまっているんだと気づき、社員さんに対する考え方が大きく変わりました

―順調に売り上げが伸びたんですね。
でも、当時は売上至上主義に走っていました。そんな私に商売の基本を教えてくれたのが、東大阪で50年続くスーパー「フレッシュシンワ」の社長さんでした。当時、フレッシュシンワには、弁当屋で入らせていただき、その後スーパーのお菓子屋も任せてもらってました。フレッシュシンワには、いろんな商店がはいっていて、商売人の集まりです。
「売上だけを追うのではなく、利益を残すんや」と言われたので、どうしたら利益が出せるだろうと工夫して、他所にないお菓子を仕入れたり、仲間の店主たちと一緒に取り組んだりして利益が出るようにしました。
今では、フレッシュシンワの代表に任命されて、経営もしています。
その考えを弁当屋にも活かし、売上至上主義から脱却するべく、5店舗の中身を見直して、コストコントロールし、利益が出せるようになり、2014年には10店舗までになりました。

 

―大阪経営研究会を知るきっかけは?
当時は40歳で、経営者仲間であり、大阪経営研究会の会員の関谷康子さんには、「ここで、学んだ方がいいよ」と何度も誘っていただいていたのですが、時々顔を出す程度で、入会はしませんでした。でも、経営者としてこの先どうしていったらよいのか、と漠然と悩んでいるときに、関谷さんから招待されて日創研のSA研修に参加しました。それが転機となりました。
経営者は孤独と思っていたのは、自分から孤独にしてしまっているんだと気づき、社員さんに対する考え方が大きく変わりました。
それから、SC研修、PSV研修と進み、大阪経営研究会に入会して、TTコースも受講しました。
 

「食」に関わっていく中で、自分たちで考えたお店創りをしていきたいです

―学んで見て、変化はありましたか?
TTコースを受講して、経営に対して深く考えるようにもなりました。自分は何のために経営しているのだろう、お弁当のFC事業は本当に自分の使命なのだろうか?自分たちのやりたいことは何なのか?と自問自答しました。きっかけは、TTコースの全体発表をした方が、携帯電話の代理店をされている方で、田舞講師から「人の考えた商売に乗っかって、なにが面白いんだ」と言われていたのが、ダイレクトに自分にも刺さりました。経営者として達成するべき経常利益10%は、いまのままでは無理だとも思いました。それで、自分のやりたいことを真剣に考えました。


―これからやりたいことは、見つかりましたか?
やはり、FCだけではなく、自分たちで考えたお店をやりたいと思うようになりました。
大阪経営研究会で学べば学ぶほど、いろんなことを気づかせていただきました。全国大会に参加したりいろんな機会を通じての、仲間との何気ない会話やさりげない言葉から、ヒントがもらえたこともありました。
橋本正権さんからは「どんなに考えてでも、絶対に自分でやったら良い、やればできますよ」と励まされました。
そうして、1年半前から、新たに天ぷらそばのお店を始めました。これは、フランチャイズではないオリジナルです。
弁当屋で天ぷらを販売していて、容器に入った天ぷらでは、サクサクのあたたかいものが出せないことが気になっていました。そこで、あたたくておいしい天ぷらをお客様に提供するお店にしました。これからも、自分たちの手で進化させていきたいです。
いまは、スーパーマーケットと、9店舗のお弁当屋と、天ぷら屋で、「家食、中食、外食」のすべてを手掛けるようになりました。「食」に関わっていく中で、自分たちで考えたお店創りをしていきたいです。
いまでは、経営に対するもやもやした気持ちは消え失せて、はっきりと進路が定まってきました。

大阪経営研究会の仲間に後押ししてもらって、今があると実感しています。

―ありがとうございました。これからも、共に学ばせていただきます!

会員企業情報​

 

有限会社島川 ​

所在地   東大阪市岩田長3-10-5

電話番号 072-962-6877