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2025年度2月理事と語る会

osakakeiei2020

更新日:2月7日

日時:2025年2月4日(火)18:00~

会場:道頓堀ホテル

発表:美秀印刷㈱

代表取締役 白石裕聡氏

参加者:33名

担当:経営計画書委員会



2025年度2月の理事と語る会は、20数年、日創研で学び続けておられる、美秀印刷株式会社の代表取締役、白石裕聡氏の発表でした。


美秀印刷㈱ 白石裕聡氏
美秀印刷㈱ 白石裕聡氏

69期の経営をされておられる印刷業の老舗。

【社是】愛(縁 絆)

【社訓】誠実・実践・革新

【ビジョン】紙からデジタルまでお客さんの困りごとを解決するマーケティング

【経営理念】繫栄創造 人財創造


2005年~伝票工房というECサイトを立ち上げられて、「伝票のことなら伝票工房」という伝票に特化したサイトで集客されておられます。なんと毎月○○社の新規客があるそうです。

そこから「いつもの印刷屋さん」とうビジョンアプローチで、伝票以外の印刷物提供、DX推進のサポートを進められておられます。

そして、これからは・・・リアルではしっかりお聞きしましたが、文章として残すのは控えておきます。


KPIに対して全従業員でPDCAを回されているということでした。

毎週PDCAが回るようになった!という発表には驚かされました。本当に素晴らしい会社だと思います。


ビジョンアプローチ型の経営計画発表で大変わかりやすく、どこを目指しているのかが明確になりました。




財務分析を担当していただいた税理士法人I doの入谷豊弘氏
財務分析を担当していただいた税理士法人I doの入谷豊弘氏

その後、税理士法人I doの入谷氏から財務分析を発表。

今回も客観的に、「数字から見える経営」という感じで数字の勉強をさせていただきました。

TKCによると印刷業の限界利益率は38%、それに対して、美秀印刷㈱さんは○○%でそれを上回る限界力率であるということ。経常利益率も業界平均1.8%に対して、プラス○%上回っておられます。



テーブルごとにディスカッションもあります。

中尾会長の本年度方針である「経常利益率1%アップ」させるために、美秀印刷㈱における利益率向上のための取り組みについてグループでディスカッションしてください。

大変難しいテーマでありますが、客観的に見ることができるからこそ、様々な意見が出てきます。




グループごとの代表発表、そして質疑応答、鈴木顧問からアドバイスがありました。

白石氏が学び始められた頃、伝票工房にかける!というよな想いで始められた。伝票印刷を今から始めるのか!?という今と同じようなアドバイスがその時もたくさん出た。20年経って売上の8割が伝票印刷。だから正解だったのでしょう。虫の目、鳥の目、魚の目があるが、虫の目だけで充分という業界があってもいいんじゃないかということを仰いました。ガラケーはまだなくならいないし、自分も手書きの手帳を使っているし、この先も変えるつもりはない。今の仕事の成長イメージはないが、増収増益できている。イメージとは違うということを言われました。


中尾会長の総評
中尾会長の総評

中尾会長の総評では、強みは限界利益率。稲盛氏が言っておられた値決めは経営であるということを出されました。お客様が喜ぶ値決め、自社が儲かる値決め。最高の値段はその間にある。

値決めは経営者の仕事であり、経営者の人格が値決めに出る。儲からない値決めは経営をしていないということにもなる!と少し厳しめの言葉でお伝えいただきました。


マイナス要素をプラスに変えていけるのか。

弱みを強みに変えていくことで値決めができるようになる。

そのために何をするのか?そのようなコメントをいただきました。


3月例会は、37TTで約30年間のTTファシリテーターを勇退された、櫻井岳人氏にご講演いただきます。経営戦略に関する例会、楽しみです。




懇談会も盛り上がりました。

たくさんの感想、質疑応答、美味しい食事で、大満足の懇談会。

本当に学びになります。他社の数字を見て勉強できるなんてことは他ではなかなかないのではないかと思います。

ご興味ある方は是非、オブザーブでご参加くださいね。


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