日時:2024年3月4日(月)
会場:道頓堀ホテル
発表:ダイヤダス㈱ 代表取締役 大久保芳彦氏
参加者数:35名

今回の理事と語る会は、開会宣言なども特になく、いつもの事業とは違う感じで始まりました。所々で会運営の工夫を感じた今回。構成もかなり変化していました。
会が始まり、まず「会計分析」でした。前回と同様、税理士法人I doの入谷氏が一番の繁忙期であろうこの時期に、顧客ではない企業の会計分析をし、発表してくださいました。プチ勉強会として、今回もご用意いただき、変動損益計算書と、労働分配率について深めさせていただきました。労働分配率の理想の数字を決めて、余れば決算賞与ですべて社員さんに還元されるという企業の例も披露いただき、自社の経営を考える機会となりました。たくさんの時間を使っていただき、感謝いたします。

会計の数字を見ていくと、経営者のあり方、考え方が反映されているものだということがよくわかります。会計資料は配布されて資料を見ながら会計の観点を聞くことができます。資料にはナンバリングがされており、すべて回収して返却されるので、安心して発表いただくことができます。大切なリアルの経営資料です。ここまでオープンにして勉強することはなかなか出来ないと思います。発表者も分析する方も少し大袈裟な表現かもしれませんが命を燃やして取り組んでいただいていることに間違いありません。経営を研究するということを具現化したのが、「理事と語る会」です。

今回は、発表者として大久保氏が登壇されました。お兄様が経営されている会社です。大久保氏の今までの経緯を聞かせていただきました。会計分析をして発表していただいたものの、紆余曲折あり、大久保氏は新たに会社を設立されることになっています。それがダイヤダス株式会社です。新たな会社の理念、ビジョンについても語っていただきました。
発表の後には、アドバイスがありました。様々な観点からのアドバイスは時に厳しく、時に温かく。これこそが経営研究会の資源だと感じるアドバイスでした。
アドバイスの最後は鈴木顧問。(メモをしていて画像がありません…)M&Aの観点でお話いただきました。そして、中尾会長の総括。今回の決算書の見方についてお話されました。一言でいうと…○○。そして最大の問題点と、問題3点。資料では見えなかった部分までお話いただいたので、納得するものがありました。
懇談会では、なんと参加者全員が感想やアドバイス、時には自己開示の内容だったり、日創研の研修を受講した経営者が地元で継続して学ぶために設立された経営研究会ということが伝わる素晴らしい会となりました。
参加者の声
幹部社員さんと参加された会員さんからは、これこそが醍醐味!参加して良かったし、これからも幹部社員と学ぶということを仰ってました。
別の方からは、例会も全国事業ももちろん良いが、所属している仲間同士で経営のことを真剣に語り合う場があることは大阪経営研究会の素晴らしい価値!という声もありました。
記/総務委員長 松本学
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