2025年度4月理事と語る会
- osakakeiei2020
- 4月1日
- 読了時間: 4分
更新日:4月6日
日時:2025年4月1日(火)18:00~
会場:道頓堀ホテル
発表:女子建築設計㈱
代表取締役 大津美奈子氏
参加者:36名
担当:経営理念委員会
4月の理事と語る会は、大規模リノベーション工事を手掛けられている女子建築設計株式会社の大津美奈子会員の発表でした。

大津美奈子氏からご自身が女子建築設計株式会社を立ち上げられた経緯や、現在までの会社の経営状況を発表いただきました。同社は、今期6期目を営業されている会社です。当日は3名の次世代を担う社員さんが参加されました。大津さんは、社員さんに参加してもらうこと自体、すごく勇気がいったと仰られてました。
毎年、売上と従業員を伸ばされている驚異的な伸び率。ほとんどの社員さんが女性で、しかも高年収。やりがいを求めて人が集まってくるのもわかります。

財務分析は、税理法人Idoの入谷豊弘さんから発表頂きました。
労働分配率が平均値よりも高いというところ、工事が完成してから売上に上がる、そして売上原価になる部分が他の業種と異なるという点をお話いただきました。
グループディスカッションの時間もありました。
「あなたが女子建築設計㈱の経営者なら、どのような方法で収益構造を改善させますか?また、未来に向けてのビジネスの可能性についてもグループでディスカッションしてください。」
テーブルごとの代表発表があり、質問も多くありました。
経営参画者を増やしていくことが課題。
女性が設計、何が強みなのか?
新築はどうなのか?
SNSの集客率の高いものは?
採用のポイントは?
ターゲット顧客は誰か?
店舗内装はどうなのか?
たくさん深めていくことができました。

鈴木顧問から労働分配率の話が出てきていたが、グロース(成長思考・成長段階)の場合は、未来費用は大きくなっていくので人件費も上がって当たり前。このような段階では労働分配率は見なくていいということを仰いました。人件費を抑えようという考え、段階になるとそれは利益をださないといけない、経常利益10%を目指すtというようなディフェンシブ(安定思考)に変っていっているというお話をいただきました。

中尾久美子会長の総評では、野武士集団というようなイメージを伝えられました。
人への投資、これが自分の計画よりも多くの人数を採用されている挑戦的な経営。尋常ではない挑戦的経営ということをお伝えいただきました。
懇談会の中でも、感想やアドバイス、質疑がたくさんありました。
全員が参加する、自分事にする理事と語る会は本当に勉強になります。
中尾会長から最後のまとめがありました。
すべてを分配していく山賊経営ではあるが、大津さんには愛があるように感じるということでした。
経営安全率と手元資金の推移をお伝えされ、グロース思考であっても限界利益率は上げていける。高付加価値体質へ移行してほしいということをお伝えされ、橋本顧問へマイクを渡され、キャッシュの大切さを発表いただきました。会社にキャッシュがあったからこそ、コロナ禍で銀行さんから融資いただくことが出来て乗り越えられることが出来たという発表でした。最後に、中尾会長から、人財のダムは◎だが、資金のダムは一朝一夕でできるものではなく、利益率を意識していくこと、土俵の真ん中で相撲をとってほしいという願い、祈りのようなまとめとなりました。「野武士集団天晴」で締められました。
大津さんは今日ここに社員さんに参加してもらってのは勇気がいったが良かった。
キーマンを呼ぶことで参画者としてやっていってくれるという期待があらわれてました。
経営発表大会で改善した発表をしたいという決意で終わりました。
記/総務委員会 松本学
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