2025年度5月理事と語る会
- osakakeiei2020
- 5月7日
- 読了時間: 3分
日時:2025年5月7日(水)18:00~
会場:道頓堀ホテル
発表:㈱コーケン
代表取締役 高井彰氏
参加者:39名
担当:ありがとう経営推進委員会
5月の理事と語る会は、特殊な塗装(タイカ塗装や、高意匠性装飾仕上塗装)工事をされている株式会社コーケンの高井彰会員の発表でした。

特殊な塗装を請け負いされており、タイカ塗装(鉄骨の耐火塗装)、NFD塗装(ニューファッショナブルデザイン塗装の略、自然石調・サンドセラミック、コンクリート打ちっ放し仕様等)をメインに施工されています。

今回は、顧問税理士法人の担当である、税理士法人I doの濱西彩氏に財務分析を発表していただきました。普段から関わっておられるので、分析も深かったのではないでしょうか。

財務勉強もありました。今回は税理法人Idoの入谷豊弘さんが担当していただきました。
筋肉質の経営に徹するということを学びました。
・不良債権を抱えない
・「当座」買いの精神
・セラミック石ころ論
無駄な在庫は持たず、必要なものを必要な時に必要な分だけ購入する
そして、ニュー資金別貸借対照表の活用について学びを深めました。
グループディスカッションの時間もありました。
「もしあなたが㈱コーケンの経営者だったら、どのような戦略を考えますか?」
解決したい課題の一つに、月次決算ということを発表されていましたが、それに対して、何故出来ないのか?完成基準をやめて出来高にして管理したら月次決算可能だとか、現場ごとの決算にしたらどうか?等の質問やアドバイスがでてました。

鈴木顧問からのアドバイスでは、あり方の経営をしている。給料をコストとして考えない経営をされているというコメントがありました。給料をコストとして考えるのは「やり方」だということです。㈱コーケンさんはたくさんのイベント、催しをされておられます。社員さん満足度を上げていっておられます。
ほとんどがディフェンシブになっていて、グロースの会社は少ない。利益をきちっと上げていかないといけない。それは価値で喜んでもらう→仕事で喜んでもらうということ。
高いけど良い仕事をしてくれる、それが顧客満足だということを仰いました。
そして、月次決算は見なし。地図をどの縮尺で見るのかということ。
管理会計だから、見なしでまずやってみるということを伝えられました。

中尾会長からは、突き抜けた面白い会社にしてほしいということを伝えられました。
ダイナミックな経営であり、挑戦、ワクワクし、経営理念を実践し、使命感をもって経営すること。
そして、金融資産ではなく、イノベーションするための投資をしてほしいということでした。
懇談会も盛り上がりました。
コストをどう捉えるのか等、様々なアドバイス、感想を発表していきました。
経常利益率の数値の適正という観念にしばられることなく、顧客価値を高めるためにどうしたらいいのか。経常利益に適正はない、というアドバイスがたくさん出ました。
自社の上限を決めてしまうということが、社員さんたちにとってどうなのか?様々な意見で大変勉強になりました。
BtoBは相手のコストという考え方になったらダメ。その通りになってしまう。
その考えだと経常利益10%にはならない。
BtoBでなくてはならないパートナーになることで、価格決定権もあるお互い良い関係になるのではないか?頷きながらアドバイスを聞かせていただきました。
記/総務委員会 松本学
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