2025年度6月理事と語る会
- osakakeiei2020
- 6月3日
- 読了時間: 4分
日時:2025年6月3日(火)18:00~
会場:道頓堀ホテル
発表:サンコー物産㈱
代表取締役 細川真一氏
参加者:49名
担当:総務委員会
6月の理事と語る会は、サンコー物産株式会社、代表取締役副社長 細川真一会員(経営理念委員会/副委員長)の発表でした。

先日、創立50周年を迎えられた住環境資材のスペシャリスト集団、サンコー物産株式会社は大阪に本社、東京、名古屋、和歌山、福岡に営業所があり、建設・土木資材や産業資材など、皆様の生活基盤を支える金属建材を製造・販売されています。
今回は、社員さんが8名、それと顧問税理士の担当者様もご参加いただきました。

今回は、税理士法人I doの入谷豊弘氏に財務分析を発表していただきました。3月決算がダントツに多いので、5月までは繁忙期で大変な中、財務分析をしていただき、発表いただきました。
財務勉強もありました。今回は税理法人Idoの入谷豊弘さんが担当していただきました。
財務分析発表の後はグループディスカッションの時間をとりました。
「あなたがサンコー物産㈱の経営者だったら、どのようにして業績向上をはかりますか?」
社員さんが8名も参加されたので、各テーブルに入ってもらい、社員さんを交えてのディスカッションにしました。自分のお城の城下町から一歩出て、他業種からの様々な観点、視点の意見を聞くことは本当に勉強になると思います。社員さんが熱くお話されている姿を見て、参画されている素晴らしい社員さんがたくさん来られたんだなと感心しました。
そして、ディスカッションを終えて、各テーブルの発表をとりました。
一体、強みは何なのか?3S活動が強みなのか?高度医療管理機器の販売は価格競争になっていないか?
社内で解決しようとしてスピードが遅くなっていないか?アウトソーシングする部分はしっかり出しているのか?災害対策商品を選んで進んでいくセットはどうか?取引先企業数○○社、ここに必ずお困りごとがあってその解決には価格競争に巻き込まれることはない、開発部門に投資する・・・
と言いたい放題、様々な意見がありました。

櫻井会員のアドバイスでは、売り負けしている。TKCの平均粗利までは高めることができるはず。守破離という風に発表があったが、「守」だけを感じている。社員さん全員が危機感をもつことが重要とお話されました。これから時給1500円の時代がすぐそこまで来ている。建築は新しいものが建たないので、インフラのメンテナンスはこれから伸びていく市場なので、そういう部分も理解し進めていく視野を持った方がいいということを言われました。

鈴木顧問からのアドバイスでは、グロース思考ならば伸ばしていこうということが当たり前だが、マクロはディフェンシブだと言われました。人口の減少、物価の高騰、ディフェンシブが基本となってしまう。そうじゃないと普通はおかしいはず。在庫はもたないという経営は素晴らしいとおっしゃいました。以前、鈴木顧問が勤められていた上場企業がそうだったそうです。成長が美ではなく、存続が美なんだと強く言われました。

中尾会長からは、業績が伸び悩んでいるという資料だが、とてもわかりにくい。業績悪化が、変化がわかりにくいと実感がわかないから怖いというお話をされました。体質を変えていくのは難しい。社員さんの進化と実行が必要。コンセプトは深化と進化。ゆでがえると亀の歩みは紙一重ということも仰いました。
懇談会も盛り上がりました。
懇談会では横のつながりをさらに強化し、そして、本日の感想やアドバイス、質疑応答をとって深めていきました。
自社の強みは何なのか、価格競争に巻き込まれないためには何で差別化を図るのか、付加価値をどうつけるのか、たくさん考えることが出来た勉強会になりました。
ご発表ありがとうございました。
道頓堀ホテルさんはいつも違ったお料理が出て、工夫されているなぁと驚かされます。
いつも美味しいお料理をありがとうございます。
記/総務委員会 松本学
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