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2024年度全国合同3月例会

osakakeiei2020

更新日:2024年10月23日

2024年3月7日(木)

ウェビナー

講師:水谷工業株式会社

    代表取締役 京極盛氏

テーマ「理念経営の神髄を学ぶ~機能してこそ本物の理念~」

講師:日創研経営研究会

    本部会長 田舞徳太郎氏

 

3月は全国合同例会ということで日創研経営研究会本部主催でウェビナーで開催されました。可能思考研修のTT研修を受講された方、様々な職能研修を受講されている方なら誰もがご存じの水谷工業株式会社の京極盛社長が講師でした。


「理念経営」は、会社の存在意義やミッションを明文化した経営理念やフィロソフィーを軸として、その実現に向けて事業活動を行う経営手法を指します。


企業経営は、その企業経営者が何を志しているか以上には発展しません。また、どんなに遠大な理想でも、その志が本物かどうかはお客様が決め、幹部や社員が決めてしまうのです。


それだけに経営者は今一度自社の果たすべき使命は何か、存在理由は何か、何をもって顧客に奉仕するのかを厳しく問い、経営理念の確立を急がなければならないのです。理念もなく単なる経営戦略だけでは理念経営はできません。あくまで理念が先でその後に経営戦略がくるのです。しかし、単に美しいことを並べ立てても理念経営を進めることはできません。まず経営理念を確固たるものにして、次に経営理念に基づいた経営戦略を打ち立てていくのです。(理念経営のすすめから一部抜粋)


京極社長は、日創研で学ばれたことを次々に実践されて、素晴らしい職人集団にされていきます。あと施工アンカー工事業として、遠くても高くても仕事の依頼が後を絶たない強い事業、強い企業にするために機能した理念の力について、深い学びを得ることができました。まさに理念経営を実践されているお手本のような企業事例にただただ感心するのと、自社の現在地はどうなのか問う時間になりました。



どうやって具体的に理念を浸透させていくのか…いきなり職人さんたちに理念を浸透させていこうとしてもやはり厳しいのです。まずは押し付けではなく土壌づくりから始められたということを聞き、自社の状態をまず分析し、その状態に適した浸透の仕組みということを考えさせられました。

本気の質疑応答が終わり、まとめの講義で田舞本部会長が講義されました。時には熱く、厳しく、温かく。論語と算盤、道徳と経営、理念と経営…これは可能思考で学んだ、意図と方法だと仰られました。


ウェビナーでの全国合同3月例会が終わり、各地の単会で深堀会が行われました。大阪経営研究会もZoomで深堀会を開催しました。テーマは「理念は明文化できていますか?」「理念を浸透させる工夫はどのようにされますか?」の2つです。


理念というと浸透できないと考えたので、行動指針として明文化している、という方や、毎日Googleフォームで理念に沿った行動をとれたかのアンケートを実施されているという方、毎朝唱和しているが、その理念に奮い立っているのか、熱くなっているのか?と振り返る機会になったという方、たくさんの発表をいただくことで自身も深く掘り下げて考えることができました。


理念にどんな素晴らしい言葉を掲げても、自分の言葉じゃないと伝わらない。そして、その熱くする理念を基に生み出す戦略、このバランスが大切で、絵に描いた餅にならないように進めていく重要性を感じました。


深堀会に参加された方、全員が参加されて良かったということを仰いました。本物の理念経営を知ることができました。

記/総務委員長 松本学






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